ごあんない

人の体は一つの細胞(受精卵)から分裂を繰り返して統一された同じ遺伝子情報を持つ60兆個のさいぼうからなります。細胞は新旧入れ替わっても遺伝子情報は引き継がれます。遺伝子情報は一人の人間であれば、どの時期でも、体のどこの細胞からでも遺伝子情報は変わらない同じ形態となります。また全ての人間が同じような形態の遺伝子情報を持っています。その遺伝子情報の解明は日々進歩しているにも関わらず、長い遺伝子情報の中では、まだ一部しか解明さえていません。

がんに対しても、がん細胞の増殖を抑える「がん抑制遺伝子」が20以上見つかっています。医学の進歩とともに遺伝子の解明や遺伝子治療も日々進化しています。

医薬品の開発も日々進化していて、数年するとよりよい医薬品が使用されるようになります。遺伝子治療においても同じことが言えます。遺伝子治療においては、その使用する治療たんぱくの性質や機能、機序、効果などが一番重要なポイントになります。

これまでの臨床研究で、手術後、放射線治療との併用、抗がん剤との併用、また漢方療法や食事栄養管理などと集学的(統合医療的)が可能であることが解かってまいりました。

一般社団法人 日本遺伝子治療医学研究会は1つの遺伝子治療だけでなく日々進化している遺伝子治療の中からより良い遺伝子治療(☆)を見つけてそれを社会に広く普及することを目的としています。

☆ より良いがん遺伝子治療のポイントは次のように言われています
@より最適な機能を持ち、より効果が強いベクター(治療たんぱくを運ぶもの)を使っているか
Aがん細胞に半特異的に作用する機序を持ち合わせているか
B種々のがん抑制遺伝子を補給して効果の幅を広げることができるか
Cがん抑制遺伝子の補給において本来の抑制遺伝子を止めている原因物質を阻害するタンパクが
含まれているか

がん遺伝子治療の特徴
(1)副作用がほとんど無い           ⇒ どの進行段階でも
(2)どこの発症のがんでも遺伝子異常が原因   ⇒ 全種類のがんに
(3)正常細胞に影響を与えない         ⇒ 治療ばかりでなく予防にも
   (がん発現予防・前がん状態の発症予防・がん再発予防・再燃予防)
(4)化学療法や放射線治療の効果を増強する   ⇒ 併用治療で
(5)細胞膜レセプターを使用しないので耐性にならない ⇒ 長期的に
(6)直接作用するので、がん幹細胞やストレスに強いがんにも有用  ⇒ 難治性のがんやがん再発にも
(7)点滴や局所注入・濃縮注入ができる     ⇒ いろいろな治療法でも
(8)特別な医療機器などが必要ない       ⇒ 簡単な施設や自宅(往診)でも可能